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nyaonyao

若かりし日の思い出

花火といえば、いつも思い出す遠いあの夏の日。
学生時代、お金がなかったあのころ、それでもとても楽しかった。
夏休みだったかな、試験勉強の合い間を縫って、二人で遠くまで車を走らせた。
何も知らなかった、知らないからこそできた冒険。
有名な花火大会であれば、車ではたどり着けないことなんて、だれにでもわかること。
それでも二人でいるだけで、それだけでとても楽しかった。
もう二度と戻れないとわかっていても、夏が来ると思いだす。
あのころはあんなに純粋だった二人。
まだインターネットなんてなかった時代。
今では調べればすぐにわかることでも、そのころは全く違った。
こんなに便利な時代になっても、逆に何か物足りない。
不便な時代だからこそ、楽しいと思えることもたくさんあった。
二人で作った思い出は、今でもかけがえのない宝物。
またいつか、あの日のように心から幸せに思えるような日が来るのだろうか。
10年後には、また今を思い出して同じように思うんだろうか。
もしそうだとしたら、それでもいいのかもしれない。
花火には、人の心をまどわす何かがあるのかもしれない。
だとしたら、あの時と同じようにまた心をまどわされたい。
今年もまたそんなふうに思う、暑い夏の一日。

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最終更新日:2017-07-21 10:13

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